毎日を自由にのびのび生きていく【第11回】人生の気づきをくれた、豊かな住まい。vol9
長崎県佐世保市を中心に新築注文住宅や戸建てリノベーションの建築会社As designを経営している私が日々思うことを率直に書いていく日記のような綴りです。
みなさんこんにちは、As designの代表 亀野明子です。
最近は本当に暑い日が続きますね。ここ最近の暑さって異常ですね。
私は昔から暑さに弱くて毎年夏バテで食欲がなくなってしまうのですが、
今年は過去最高と言ってもいいくらい心身ともにダメージを受けているような気がします。笑
早くお盆が過ぎてこの暑さが少しでも和らいでくれることを願っています。
さて、今回は前々回に続いて人生の気づきをくれた、豊かな住まい。vol.9の始まりです。
第1回をまだ読んでいない方はこちらから読んでみてください。↓
歯科助手エピソード4
そうやって私は歯科助手から器具洗いへと役割が変わることになります。
詳しくはこちらをお読みください↓
器具洗いでは毎日、治療が終わった後の器具やトレイ・歯ブラシなどを洗浄し滅菌器に投入します。
特に楽しい仕事ではありません。
基本的には同じことの繰り返し、単調な作業です。
ただ、誰かに何かを言われることもなくマイペースに作業を続けらるため、
黙々と作業を続けます。
ちなみに元々、器具洗いをしていたアルバイトの女の子は私の代わりに歯科助手の役割を任されアタフタと忙しく働いていました。
「黙々と作業ができる器具洗いに戻りたい」と話していたのを聞いて、少し罪悪感が芽生えました。
この時、自分の行動の結果が自分自身だけではなく、他の人にも影響を与えるんだなと学びました。
そうこうしながら、なんだかんだで楽しく働いていたある日、最後の治療が終わり患者さんも院長も帰った後、スタッフのみんなで院内の清掃をしていた時でした。
待合室のTVボードの引き出しからりぼんの全員応募の付録が出てきたのです。
みなさん、りぼんという雑誌はご存知ですか?
『りぼん』とは小中学生の女の子向けの月刊誌で私が小学生の頃毎月買っていた雑誌でした。
当時連載されていた漫画は、ちびまる子ちゃん・ときめきトゥナイト・星の瞳のシルエット・天使なんかじゃないetc
小学生の私は毎月楽しみで、どハマりしておりました。
妹は『なかよし』を買っていてお互いに交換をして楽しんでいました。
その雑誌には毎月付録が付いていて、女の子が好きそうなレターセットや小さな袋とかが多かったような気がします。
そして、ここで見つけた全員応募の付録というのは毎月の付録とは違い、郵送で応募して送られてくる特別な付録でした。
応募と言っても抽選とかではなくお金を払って(確か500円くらいだったかな)応募すると全員に送られてくるため、全員応募の付録と呼んでいました。正確には応募者全員サービスとう言うようです。
私にとって、何年もりぼんを購読していた中で全員応募に応募が許されたのはたった1回という貴重なものだったため、大人になって突如やってきた全員応募の付録を見た時は驚きと懐かしさが一気に湧いてきました。
ただ、次の瞬間には「で、これ誰の??」という疑問が湧き上がってきました。
- 患者さんの忘れ物
- スタッフの私物
- 院長の私物
パッと思いついたのはこの三択です。
1は患者さんがわざわざ引き出しに入れるとは考えにくため、ナシ。
2はみんなに聞いたけど『りぼん』すら知らない人もいて、ナシ。
残るは3番しかありません。
「なんでこんなの応募してるんだ?」と気持ちの悪さと小学生時代の1回しか応募させてもらえなかった妬みとが混在して怒りが湧いてきました。
そして、母の友人の衛生士さんにこの話をして「私これ別のところに移動させます。」と伝えました。
衛生士さん「古田さん、やめておきましょう。」
私「いや、どっか別のところにやります。」
衛生士さん「う〜ん。触らないほうがいいんじゃないですか?」
私「いや、これは待合室には不要なものだしこんな私物をここに置かれても迷惑です。別のところに処分します!」
衛生士さん「わかりました。いいでしょう。」
ということで待合室の引き出しから取り出しどこか別の場所へと移動することにしました。
その後も付録について尋ねてくる人は誰もおらず、実際には誰のものなのか判明することもなく時間は過ぎていくのでした。
歯科助手エピソード5
20年近く前の出来事なので記憶が曖昧で、ちょっと時間の流れが前後するかもしれません。
受付で働いていた時のお話です。
いつものように精算業務の締めに金庫の中のお金の確認をしている時だったと思います。
院長のお父さんがやってきて「あなたのサンダルが休憩室に置いてあるから自分のロッカーに入れなさい。」と言ってきたのです。
院内では専用のシューズを履いていて、通勤の時の靴はロッカーに入れているのですがちょっと外に出て買い物などにいく際のサンダルをみんな置いていました。
その日はたまたまそのサンダルが出ていたのか、わざわざスタッフ専用の休憩室に入ってきてどうでもいいことをチェックしてくることに少しイラっといながら「わかりましたー。」と答えて仕事を終えました。
着替えるために休憩室に行くと言われていたサンダルはなく「あれ?」と思いながらロッカーを開けると中にサンダルが収められていました。
個人のロッカーを勝手に開けて私物を触られていることに不快感を感じた私はこの気持ちを伝えることにします。
受付に戻ってメモに私の気持ちを書いて金庫に貼り付けます。
金庫のお金はいつも最終的に院長のお父さんが集計したため、金庫の蓋の内側にメモをテープで貼り付けて、金庫の蓋を開けるとメモがピラっと出てくるような仕組みを作りました。
何度かテストを重ねていい感じにメモが出てくるのを確認して、何事もなかったように職場を後にしました。
つづく