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毎日を自由にのびのび生きていく【第13回】心の友

長崎県佐世保市を中心に新築注文住宅や戸建てリノベーションの建築会社As designを経営している私が日々思うことを率直に書いていく日記のような綴りです。

みなさんこんにちは、As designの代表 亀野明子です。

 

先日久しぶりに友人からメッセージが届きました。

「何かな?」と思って開いてみるとこのブログに関する内容でした。

 

「ブログふらっと読んでます😃

今も昔も歯科助手の時の話大好き❤️

メモ貼った後が気になる…」

 

このメッセージを読んで私はとても嬉しくなりました。

「読んでくれている人がいる。」

継続が本当に苦手な私にとって読んでくれる人がいることはとてもやる気につながります。

ありがとう。

 

さて、この友人のJ子さんのリクエストにお応えして歯科助手の話を書いていくことにします。

と思ったけど、ちょっとその前にこのJ子さんについて書いていきます。

 

 

心の友

 

このJ子さんは中学からの友人で今も仲良くしてくれているとても貴重な人で私の唯一の心からの友です。

出会いは中学1年生の時、入学したばかりの頃の私は身長153cm体重37kgの白い牛蒡のような子供でした。

J子さんも同じくらいの身長で苗字も同じFだったせいか近くの席になったことがきっかけで仲良くなったような気がします。

本来私は小さな頃から背は高い方でいつも背の順で並ぶと後ろから2番目くらいでしたが、この時は他の女の子の成長期と私の成長期にズレがあったようで私は人生で初めて列の真ん中というポジションを体験していました。

これまでは”身長が高い私”だったのが、これから先は”身長普通の私”でいくのかも「なんか新鮮ー」と思っていましたがそんなことは全くなく、

この後、私は成長期を迎え中学の3年間で10cm、高校の3年間で3cm、短大の2年間で2cm伸び最終的に168cmまで成長します。

後にJ子さんはこの頃のことを振り返り

「ぐんぐん大きくなっていくからびっくりしたよね。私なんか小6の頃からほとんど変わってないよ。」と話していました。

中学1年生の集合写真

 

私の中で中学生の私はぼーっとしていておとなしいイメージなのですが、J子さんとのやりとりを思い返すとそれが少しずれていることがあります。

白い牛蒡のような体型の中1の私から見てJ子さんは中1の時点でほぼほぼ出来上がっており女性らしいラインの大人っぽい女の子でした。

そんなJ子さんに対して私は同じ年ながら、お姉さんか何かだと思っていたのか、

「J子さんは本当は35歳」

「アンパンマンとトーマスに似ている」

と今思うと中学生の女の子に対する言葉としてとても失礼なことを言っていました。

全く悪意はなく「大人っぽい」と思っていた感想だったと思います。

そんな思ったことをそのまま言ってしまう素直でバカな私に対してJ子さんは特に怒ることもなく受け流してくれていたような気がします。本当に大人です。

実際に大人になった後にこの時の事を聞くと

「ただ単純にそう思ったから言ってただけなんだよねー。」と言ってくれていました。

とても私のことを理解してくれていたんだなと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

私はJ子さんのことを仏か前世で私のお母さんだったのかなと勝手に思っています。

 

高校1年生の集合写真

 

そう思う理由は他にもあって、私たちは20代〜30代にかけての頃よく、お互いの職場や友人との集まりにお互いを招待しあっていました。

ある時は私が勤めていたスポーツジムの職場の飲み会にJ子さんを呼んだり、J子さんの職場の飲み会や友人たちとの集まりに私が参加したりしていました。

そんな部外者を呼んでいる人は私たち以外に皆無なのですが、なぜかお互いの職場の人たちも快く受け入れてくださっていました。

特にJ子さんは人見知りという概念をほとんど持ち合わせていないせいか私の職場の上司にも気に入られていて、飲み会がある時は「J子さんも一緒においで」といつもご馳走になっていました。

それに対して私は実は人見知りで初対面の人とすぐに仲良く話すことはほとんどありません。

「え?じゃあなんで参加するの?」という声が聞こえてきそうですが。。笑

参加しているくせに最初は全くしゃべらず好きなものを食べたり飲んだりしているだけで自由に過ごします。

全く失礼な人間です。

ただ時間が経つと慣れてきて知らない人とも楽しく話ができる私。

J子さんはそんな私の様子を遠くから何も言わずに見守ってくれていました。

お酒も進み人にも慣れJ子さんの知人たちと楽しく話をしている私を見てJ子さんは

「よしよし話してる。楽しかったんだな。」と思ってくれていたそうです。笑

普通はもっと友達のためにも気を遣ってみんなと最初からちゃんと話をしないといけないと怒られたり、無理に話題を振って輪に入れようとしてくる人もいるのですが、J子さんは全く違うのです。

それは多分、私の人見知りが「知らない人と話をするのが怖いとか緊張する」とかとは全く違って、ただ「知らない人とは話すことがないから話さないだけ」というタイプのものだと知っていてくれているからだと思います。

「ほっとけばそのうち自分で好きなように楽しむだろう」と私のことを信頼してくれていました。

ありがとうJ子さん。

 

修学旅行の中国にてJ子さんとピースで記念写真

 

人見知りという性質について

 

仕事のつながりで出会った人に人見知りの話をするととても驚かれます。

逆に子供の頃からの知り合いやプライベートで出会った人に私の仕事の話をすると「それ本当の話?めちゃめちゃちゃんと働けてるじゃん!すごい成長してて嬉しいよ。」とびっくりされます。

どちらの私も自然体なのですが自分でもびっくりしてしまうくらいに全く別人のようになってしまいます。

なんでなんだろうと自分なりに考えた結果、仕事の時はスイッチがOFFになっている部分があるんじゃないかと気付きました。

普通は仕事の時がONでプライベートがOFFと表現すると思うのですが私にとって仕事の時は感情のスイッチがいつくかOFFになるイメージなのです。

例えば、プライベートだとどこかに電話をかけることがとてもストレスに感じていて昔は美容室の予約の電話を入れることも苦手だったため毎回予約なしで行ったこともない店に飛び込みで行っていました。

それが仕事になると電話をかけることにも抵抗がなくなります。

人と話すことも同様です。

プライベートだと人見知りで知らない人と最初から楽しく話すことはほとんどないのですが、仕事だとなにも考えずに笑顔でスラスラと言葉が出てきて会話を楽しむことができています。

具体的にどの感情がOFFになっているのかというと、おそらく「喜怒哀楽」のうち「怒」と「哀」があまり機能しなくなっているような気がします。

このおかげで私は割と仕事ができてきたのではないかと思っています。

その代わりよく人からは「心がないと」言われることも多々ありました。笑

それがここ最近は少し変化が起きてきているような気がしています。

それはどんな変化かというと、この仕事とプライベートの感覚の境界が曖昧になってきているということです。

これまでは仕事の時の自分とプライベートの時の自分は全くの別人格という感じだったのが、少し融合してきてきるなという感覚があります。

気のせいかなって思っていたのですが、As designで一緒に働く牛島さんからも以前「なんか雰囲気変わりましたね。」と言われたこともあるので多分間違いないと思います。

なんか人間っぽくなってきています。

 

長く生きているといろんな人と出会い様々な経験を通して自分のことを深く知る機会がありますがその時に無意識に考えていること。

「それぞれの特徴の比較はする。たけどそこに優劣はない。」

なんとなくだけど、私は子供の頃からこの考え方があったから、勉強ができなくても運動ができなくても心折れることなく平和にのびのび育ってこれたんじゃないかなと思っています。

優しい人たちに囲まれて私はいつも本当に幸せに生きてこれているんだなと心から感謝です。

また、お客様と一緒に行う土地選びも同じ考え方でやってきることに気づきました。

自分の個性の磨き方も土地選びの基準も同じなんだなと。

「みんな違ってみんないい」

人と比べることで見えてくる自分の個性を大切にしながら、これからも楽しくのびのび生きていきたいと思います。

 

そんなこんなで思いつくまま書いていたら、またちょっと長くなってしまったので今週はここで終わりです。

歯科助手の話の続きは来週書こうと思います。

 

来週につづく

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