施工事例

case1 アートのある暮らしの家

毎日の暮らしの中にアートがあると時間の流れがゆっくりとなり心にも余裕が生まれます。

そんな施主の暮らし方を形にしてみるとこんな家のデザインになりました。

 

前面道路を西側の交通量の多い大通りに面したこの敷地での計画は外からの目線と夏の強烈な西日を遮る事から始まりました。

西側以外は三方建物に囲まれておりここ以外からの敷地内へのアクセスは難しく、大通りに面した玄関になってしまいます。

そうすると玄関を開けてすぐ人通りの多い通りが目線に入ってしまいプライバシーが守られにくくなります。

人は安心してゆったりと暮らすためにはプライバシーの確保がとても大切になってきます。

そこで西側には表に見える開口部は一切設けないデザインを採用しました。

そうする事で目線を遮りプライバシーをしっかりと確保することと同時に強烈な西日の暑さも防ぐ事が出来ました。

そこに施主の好きなアートから連想させる美術館をイメージしたグレーを使う事で外観は静を表現し生活感を排除したデザインとなりました。

また、外観にグレーを使う事で交通量の多い事からくる排気ガスでの外壁の汚れ易さを目立ちにくくする効果も狙っています。

 

次に玄関に入ると外からのイメージとは大きく変わり明るい日差しが降り注ぎ緑に囲まれた空間が広がります。

 

施主の一番好きな空間がこの玄関。

計画をはじめた時も

「とにかく玄関をいい感じにしたい。(広く。明るく。コストもかけます。)」

との希望を優先してこの家の一番良い場所に玄関を配置しました。

「玄関はドアさえあれば広いホールなんてなくても生活になんの支障もないところだけど、

毎日出かける度に家を一番最後に出るところで帰ってくる時には最初に入る場所だから

そういう空間が気持ちの良い空間だったら私は毎日家に帰るのも楽しみになると思う。」

という施主の想いが詰まった玄関には室内にウンベラータを直植えし日々成長を楽しんでいる。

そして玄関を入ると正面に見える中庭には2種類の樹木を植えている。

奥は視線隠しの為に常緑のシマトネリコを

手前には季節毎に少しずつ変わる表情を楽しむ為に落葉のハクモクレンを植え

夜はライトアップして毎日帰宅を楽しんでいます。

また、外構のライトアップには防犯上のセキュリティ対策も兼ねています。

 

日当たりの良い玄関吹抜けの2Fホールはギャラリー兼室内干しのスペースとして利用しています。

 

通常優先順位の高い(広さ・予算)事が多いLDKですが今回は

「床に座るのが嫌いな為ダイニングチェアとソファは必須。」

と言う施主の暮らし方の好みにポイントを抑えた15jのコンパクトなLDKとしました。

しかし結果出来上がった空間は実際に面積を聞かなければそれがとても15jとは思えない広がりを感じるLDKとなりました。

広く見えるポイントとして

・使う色を絞る。(狭い空間では白など明るい色を使うと広く見える効果があります。)

・高さを出す為建具やカーテンは天井高に合わせる。

施主の好きな白×グレー×オーク(床材等)にし照明のコードやカーテンレール・手摺などの小物を黒に揃える事で統一感を出しています。

 

玄関の次に優先順位が高かったのが寝室。

 

「寝室はホテルライクにしたい。なんでも手の届く感じの丁度いいボリューム感。寝室専用のバスルームも欲しい。

ゆっくりと座って利用できるパウダールームにトイレもインして広く見える空間にしたい。etc..。

朝が苦手だから少しでも自分の朝の行動を楽にできる間取りにしたい。」

そして伺った毎朝のルーティンが

1.起床

2.歯を磨きながらトイレに行く

3.お風呂に入る

4.メイクをする

5.服を着る

6.出かける

という事で廊下に一歩も出ずにそれができるように寝室→WIC→パウダールーム・トイレ→バスルームという一繫りの間取りになりました。

通常2〜4人が暮らす30坪前後の家にお風呂を2つなんて無駄じゃないかと考える人は多く。

あまりというか殆ど作る事はないのですが今回の施主の暮らし方から2j程度の空間で毎日の暮らしが劇的に良くなるのであれば

その必要度は高いという事で寝室専用のバスルームも作りました。

 

ライトアップされた夕景。

 

美は細部に宿る。

凝ったディティールも素敵ですがシンプルなものでも取手や枠などあまり大きく目立つ場所ではないところも

ちゃんと整えてあげる事で美しい空間に仕上げる事ができます。

そこに暮らす人を映し出した美しくて機能的な家。

丁寧につくり丁寧に暮らすそんな家づくりの方法を提案しています。

つづく

 

佐世保市, 長崎県, JPのHouzz登録専門家asdesign_arch

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